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富良野市・上富良野町の十勝岳の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げ|火口から概ね3km規制、白銀荘は避難指示

札幌管区気象台は2026年9月12日9時30分、十勝岳(富良野市・上富良野町ほか周辺)に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表しました。噴火警戒レベルはこれまでの2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げられ、火口から概ね3kmの範囲が規制の対象になっています。紅葉シーズンを前に十勝岳への登山や周辺の温泉利用を予定している人は、行き先が規制範囲や避難対象に入っていないかの確認が必要です。

この記事は2026年9月13日時点で富良野市・上富良野町・気象庁が公開している発表と、対象施設の公式サイトの掲載内容をもとにしています。規制の内容は火山活動の状況によって変わる可能性があるため、出かける前に最新の発表を確認してください。

噴気を上げる初秋の十勝岳連峰を望む遠景
写真はイメージです
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どこまで立ち入れないのか

規制範囲について、富良野市は「火口から概ね3kmの範囲」、上富良野町は火口名まで挙げて次のように発表しています。

レベル3(入山規制)は十勝岳の62-2火口から概ね3.0㎞の範囲を規制するものです。

(上富良野町の発表より)

富良野市の発表では、火山活動が高まっており、火口から概ね3kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、この範囲では噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石への警戒を呼びかけています。また風下側では、火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため、規制範囲の外でも注意が必要とされています。

項目 発表内容
発表日時 2026年9月12日 9時30分(札幌管区気象台)
警戒レベル 2(火口周辺規制) → 3(入山規制)
規制範囲 火口(上富良野町発表では62-2火口)から概ね3km
範囲内の危険 弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒
風下側 火山灰や小さな噴石が遠方まで流されて降るおそれ

噴火警戒レベル3は、富良野市の発表にあるレベル説明で「登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等」が行われる段階とされています。これから十勝岳方面への登山を予定している場合は、目的地やルートがこの火口から概ね3kmの範囲に含まれないかを事前に確認してください。

なぜ引き上げられたのか|気象庁は「規模の大きな地震が増加」と説明

両市町の発表ページからリンクされている気象庁の「火山活動の状況」(十勝岳)によると、今回の警報は令和8年(2026年)9月12日9時30分に札幌管区気象台が発表したもので、火山活動の状況について次のように説明されています。

規模の大きな地震が増加しています。噴火が発生する可能性があるため、火口から概ね3kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。

(気象庁「火山活動の状況」より)

防災上の警戒事項としては、62-2火口から概ね3kmの範囲では噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒すること、地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないことが挙げられています。

また、この警報の対象市町村として気象庁が挙げているのは、富良野市・美瑛町・上富良野町・南富良野町・新得町の5市町です。富良野市・上富良野町以外の隣接町側から十勝岳連峰方面へ向かう予定がある人も、同じ警報の対象地域にあたるため発表内容の確認が必要です。

山あいに立つ温泉宿の外観と湯けむりのイメージ
写真はイメージです

温泉施設への影響|白銀荘は避難指示、凌雲閣・カミホロ荘は高齢者避難

上富良野町の発表では、レベル引き上げに伴う対象施設として十勝岳温泉地区と吹上温泉地区の3施設が挙げられています。

地区 施設 対応
十勝岳温泉地区 凌雲閣 高齢者避難
十勝岳温泉地区 カミホロ荘 高齢者避難
吹上温泉地区 白銀荘 避難指示

その他の地区の住民への影響はないと発表されています。

高齢者避難の対象になった凌雲閣は、公式サイトでは「十勝岳温泉 湯元 凌雲閣」(北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉)として案内されており、「標高1280m 北海道で最も高地にある温泉宿です」と紹介されています。2026年9月13日時点で公式サイトには、次のお知らせが掲載されています。

十勝岳の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられました。凌雲閣は営業を行いますが、65歳以上の方の日帰り入浴のご利用はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

(凌雲閣公式サイトより)

同じ十勝岳温泉地区で高齢者避難の対象になったカミホロ荘は、公式サイトで「標高およそ1,200メートル」に位置する宿として案内されています。カミホロ荘の公式サイトには、噴火警戒レベルに関するお知らせは2026年9月13日時点で確認できませんでした。避難指示の対象になった吹上温泉地区の白銀荘についても、営業状況を公式に確認できる資料は今回見つかりませんでした。

宿泊予約の扱いなど個別の対応は各施設によって異なるため、利用予定がある人は凌雲閣公式サイト・カミホロ荘公式サイトの最新のお知らせを確認するか、各施設へ直接確認してください。

噴火警戒レベル3(入山規制)とは

富良野市の発表に掲載されている噴火警戒レベルの説明は次のとおりです。今回の「レベル3(入山規制)」は、登山禁止や入山規制など危険な地域への立入規制等が行われる段階にあたります。

レベル 説明
レベル5(避難) 危険な居住地域からの避難等が必要
レベル4(高齢者等避難) 警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要
レベル3(入山規制) 登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等
レベル2(火口周辺規制) 火口周辺への立入規制等
レベル1(平常) 状況に応じて火口内への立入規制等
ロープが張られ立ち入りできない登山道入口のイメージ
写真はイメージです

最新情報の確認先

規制の内容は火山活動によって変わる可能性があります。出発前に確認できる公式の情報源は次のとおりです。

問い合わせ先(富良野市)

富良野市の発表ページに記載されている問い合わせ先は次のとおりです。

担当 富良野市 総務部 総務課 総務係
電話 0167-39-2300
Fax 0167-23-2120
E-Mail sohmu-ka@city.furano.hokkaido.jp

上富良野町の発表には担当窓口・電話番号の記載がありません。上富良野町側の問い合わせ先は上富良野町の発表ページから、温泉各施設の電話番号は凌雲閣・カミホロ荘の各公式サイトでご確認ください。詳細な火山情報は気象庁「火山活動の状況」(十勝岳)でも確認できます。

情報源

この記事で確認できたこと・できなかったこと

確認できたこと(2026年9月13日時点)

  • 2026年9月12日9時30分に噴火警戒レベルが2から3(入山規制)へ引き上げられたこと
  • 規制範囲が火口(62-2火口)から概ね3kmであること
  • 引き上げの背景として気象庁が「規模の大きな地震が増加しています」と説明していること、警報の対象市町村が富良野市・美瑛町・上富良野町・南富良野町・新得町の5市町であること
  • 凌雲閣・カミホロ荘が高齢者避難、白銀荘が避難指示の対象であること、その他地区の住民への影響はないこと
  • 凌雲閣が公式サイトで、営業は行うが65歳以上の日帰り入浴は遠慮を求める旨のお知らせを掲載していること

資料に記載がなく、この記事で扱わなかったこと

  • 登山道ごとの通行可否や登山口の閉鎖状況
  • カミホロ荘・白銀荘の営業状況と、各施設の宿泊予約の扱い
  • 規制の解除見通し
  • 上富良野町の担当窓口と電話番号、温泉各施設の電話番号(上記の各公式サイトでご確認ください)

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