旭川の街なかで紅葉が見頃になるのは、平年で10月23日ごろだ。旭川地方気象台が観測している「紅葉日」の平年値で、葉の約8割が落ちる「落葉日」は11月2日。雪のほうは、初雪の平年値が10月19日、日最深積雪が1cm以上になる積雪の初日が11月4日、30日以上積雪が続く長期積雪(根雪)の初日が11月24日。旭岳の初冠雪は9月25日が平年値になっている。
気象台の平年値(1991〜2020年)
| 紅葉日(やまもみじ) | 10月23日 |
|---|---|
| 落葉日(やまもみじ) | 11月2日 |
| 初霜 | 10月9日 |
| 結氷の初日 | 10月18日 |
| 初雪 | 10月19日 |
| 積雪の初日(日最深積雪1cm以上) | 11月4日 |
| 長期積雪(根雪)の初日 | 11月24日 |
| 旭岳の初冠雪 | 9月25日 |
雪・霜・結氷・初冠雪の平年値は気象庁の平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日)、紅葉日・落葉日と積雪の説明は旭川地方気象台の「季節現象」のページによる。統計期間はいずれも1991年から2020年までの30年間だ。
「紅葉日」は標本木のやまもみじで決める
気象台の「紅葉日」は、山の紅葉全体のことではない。旭川では毎年決まった標本木の「やまもみじ」を見て、「大部分の葉が紅(黄)葉した日」を紅葉日、「葉の約8割が落葉した日」を落葉日として観測している。桜の開花日と同じ仕組みだ。
気象台のページは、美しい紅葉になる条件として、十分な日当たり、夜間の冷え込み、適度な湿度、濁りのないきれいな空気を挙げている。渓谷に紅葉の名所が多いのは、これらの条件を備えているからだという説明も載っている。
初雪・積雪・根雪は別のもの

気象台の説明では、初めて雪が降った日が「雪の初日(初雪)」。日最深積雪が1cm以上になった状態を「積雪」といい、その状態が30日以上続くと「長期積雪(根雪)」になる。長期積雪は条件を満たした日が初日になるため、確定するまでに時間がかかると書かれている。
旭川の平年値は、初雪が10月19日、積雪の初日が11月4日、長期積雪の初日が11月24日。初雪から根雪まで、平年でおよそ1か月の開きがある。
街なかの色づきは9月下旬から始まっている

2026年9月19日から23日までにXへ投稿された「旭川 紅葉」の19件を読み、宣伝を除いて数えた。旭川の街なかの色づきに触れた投稿は4件で、いずれも「少しずつ始まった」「色づき始めている」という趣旨だった。9月19日の投稿には川沿いで色づきを見つけたという内容、9月21日には紅葉が始まったという内容があった。
山の上は街なかより早い。同じ期間には、黒岳のリフト乗り場のある7合目付近まで紅葉が下りてきたという内容や、旭岳の紅葉を見に行ったという投稿もあった。大雪山の紅葉と施設の運行については、旭岳ロープウェイの運賃改定・運休と黒岳ロープウェイの整備運休の記事にまとめている。
去年の初冠雪と初雪はいつだったか
旭岳の初冠雪の平年値は9月25日。日本気象協会(tenki.jp)の2025年10月9日の記事によると、2025年は10月9日に旭川地方気象台が旭岳の初冠雪を観測し、平年より14日遅く、前の年より11日早かった。同じ記事は初冠雪を「8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えること」と説明していて、麓の気象台から山頂付近が白く見えることが条件で、初雪とは違うとしている。
旭川の初雪は、日本気象協会の2025年10月20日の記事によると、2025年は10月20日の午後6時過ぎに観測された。前の年より1日遅く、平年と比べても1日遅い初雪だった。旭川地方気象台では2020年2月3日から観測機器による自動観測に変わり、初雪は降水と気温や湿度から自動で判別して発表しているという。
最初の雪の日に気をつけること
同じ記事で日本気象協会は、雪の多い所に住んでいる人でも、ひと夏を過ぎると雪道での運転感覚を忘れがちだとして、シーズン最初の雪の日の注意を2つ挙げている。1つは、スタッドレスタイヤに交換するかタイヤチェーンを付けること。溝が十分にあるかを事前に確かめ、あまり使っていないタイヤでも時間が経てば劣化するのでシーズン前に点検することを勧めている。もう1つは、急ブレーキや急なハンドル操作、急発進、急な車線変更といった「急」のつく運転をしないことだ。
旭川の初雪の平年値は10月19日で、積雪の初日は11月4日。初雪から積雪まではおよそ2週間の開きがある。
旭岳の初冠雪は、2026年のシーズンから知らせ方が変わった。旭岳の初冠雪の判定方法の変更の記事にまとめている。
旭川市の記事は旭川市のカテゴリにまとめている。
アイキャッチ写真: 旭岳温泉から見た旭岳と紅葉(東川町、2025年10月4日、撮影 lumoplank/CC0)
